ダンスクラス再会
2012年 10月 10日
はじめに問題定義から述べておきます!
僕はなぜダンスを教えたいのか?
最終的にここに着地したいと思います。
先月末から女の子のダンスクラスが再開しました。
バングラの女の子達は、宗教的、国柄で男の子と違って普段なかなか外で体を動かすことができないので、ダンスで体を動かすことにとても喜びを感じていました。
また、ジョスナとナスリンはダンスが本当に大好きで、将来の夢もダンサーになりたいと言っています。
女の子にとって貴重な機会であるダンスクラス!
再開に向けて、ダンスクラスの先生も一緒に今後のクラスをどうしていきたいか、みんなで話し合いました。
先生は、古典ダンスのプロフェッショナルで子ども達にもダンスの道で生きていくための基礎スキルと道標を作ろうとして下さっています。
対して、子ども達(ジョスナ、ナスリン)の気持ちは、古典ダンスよりもベンガルダンスのほうに興味があり、なかなか気持ちがついてこない現状が続いていました。
先生の話によると、ベンガルダンスを踊るにしても古典ダンスの基礎ステップは誰もが極めなければならないものなのですが、子ども達はどうしても基礎ステップよりも踊りのほうに興味をもってしまいます。
まだまだ、ダンスの中でもどのダンスを極めたいかも落とし込めないと思いますし、年齢をみてもメディアの影響も強くpopカルチャーに影響をうけやすいと思います。同時に、基礎の大切さもなかなか感じれないと思います。
先生と子ども達とのモチベーションもなかなか上下する時期もあり
様々な葛藤や思いの中で、ダンスクラスは再開しました。
現在では先生が、子ども達のために考慮して古典ダンスだけではなく、ベンガルダンスの踊りも導入して下さったので大喜びで練習に励んでいます。
また、子ども達もダンスクラスの目標をみんなで作成しました。
先生に対する礼儀や感謝の気持ち、基礎の大切さ、練習中の雰囲気など、みんなでクラスに向けて大事なことを共有しました。より良いクラスになってきています。
これから毎週のクラスを積み重ねて、女の子達のダンスに対する意識や気持ちがどう変化するか分かりません。正直、ダンサーという道に残念ながら繋がらない可能性もあります。
そういった現状でダンスを教える意義はあるのだろうか。
自分も男の子のダンスクラスを最近担当できるようになり
必死に指導に励んでいます。
私のダンスはプロフェッショナルでもありませんし
今までちゃんとした先生に教えてもらったことも数回で
子どもたちに道筋だったダンスの道を導くことはできず
正直、めちゃめちゃ悔しい。
クラスをする前、じゃあ自分って何が伝えられるのだろう。
ダンスを通して、何が伝えたいんだろうってすごく考えました。
そんな時に女の子のダンスクラスを見て思いました。
彼女達は、ダンスに触れる機会があったから
日常の中でダンスに触れ、楽しさを知ることができた
舞台で踊る興奮を知った
音楽がなると自然に体がうごきだせる
古典ダンスのむずかしさをしることができた
仲間と協力して踊る大切さ…etc
上げるとキリがない
ホントに一人でも多くの子供に
踊るすばらしさ、楽しさ、難しさ、リフレッシュ、表現、度胸、チームワーク、努力、身体能力、コミュニケーション
色んな要素を伝えられるなと思うことができました。
今、それを実践でやっていて純粋で夢中に練習に励む子ども達にとても救われています!
いや、ダンスってたまらんですよ!
女の子達のダンスクラスもこれからが楽しみ
温かく見守っていきたいなぁ
by laughmonkey | 2012-10-10 04:08